つわりによる吐き気があると職場でも吐いてしまわないか心配になったり、職場へ妊娠報告をする前につわりの症状でバレてしまうのでは?と不安になりますよね。
妊娠の報告をしなくちゃと思っていても、理解してもらえない職場だと余計に上司への妊娠の報告の言い方やタイミングはいつ誰に、なんて伝えればいいのかが悩み種。
妊娠報告は安定期に入ってからしたいというママも多いですが、言い方といつ伝えるかを間違えると働きづらくなってしまう可能性も…。
そこで、この記事ではつわりで妊娠したことがバレる前に報告をしたいけど理解されない職場でも嫌な顔をされない言い方、そして妊娠報告のタイミングはいつがベストなのかをまとめました。
これからつわりの症状があって職場に妊娠報告をしておきたいというママの参考になれば嬉しいです。
つわりで職場にバレる前に妊娠報告がベスト
職場への妊娠報告のタイミングは、妊娠がわかった時点で直属の上司にだけにでも報告をするようにしましょう。
安定期まで言いたくない気持ちもわかりますが、つわりによる体調不良などで周りにバレてしまうのだけは避けたいところ。
とはいっても、具体的に職場の上司や同僚への妊娠報告のタイミングはいつがいいのか気になりますよね。
上司への妊娠報告のタイミング
上司への妊娠報告のタイミングは、医師から妊娠証明書をもらう妊娠3か月ごろに直属の上司に妊娠報告をするのがベストです。
「月経がこないな」「胸が張っている」など妊娠の兆候に気が付いて、妊娠検査薬で検査をするのが大体妊娠2か月ごろ。
病院で妊娠の診断を受けて、胎嚢の確認、または心拍の確認できた時点で母子(親子)手帳をもらうために必要な「妊娠証明書」がもらえるのが妊娠3か月ごろです。
なので、上司へ報告するタイミングは出産予定日がわかる妊娠3か月ごろに上司に報告するのがおすすめです。

私は妊娠証明書を
あらかじめコピーしておいて
報告するときに上司に渡しました。
妊娠3か月というと、つわりの症状が出始める時期でもあるので、上司に伝える前につわりの症状でバレてしまうと気まずいですよね。
会社側も業務や人員の調整などもあるので、職場の直属の上司にだけは安定期を待たずに早めに伝えるようにしましょう。
同僚への妊娠報告のタイミング
同僚への妊娠報告のタイミングは、上司への妊娠報告が済んでからにしましょう。
同僚には安定期に入る妊娠5か月ごろでもいいですが、つわりなど体調不良で同僚に迷惑をかけてしまう可能性もあるので、上司と同じタイミングで伝えるというママもいます。

私もつわりの症状があったので
同僚にも上司と同じタイミングで
伝えました。
ただ、デリケートな話題なので、つわりで具合が悪そうなあなたの様子をみて「もしかして…」と気が付いた同僚にだけ打ち明けるのもおすすめです。
妊娠したこと、つわりで体調が不安定ということを理解してくれている同僚がいるだけで心強いですよね。
つわりで職場に妊娠報告をするときに確認しておきたいこと
妊娠報告をするときに上司や職場はもちろん、同僚にとって重要なことが、あなたが妊娠によるつわりを機に仕事を辞めるのか続けるのということです。
なので、妊娠中も仕事を続けるのか辞めるのか、今後のことをしっかりと旦那さんと相談して妊娠報告をするようにしましょう。

ママとお腹の赤ちゃんを守るためにも
しっかり確認しておきましょう。
つわり休暇が取得できるのか
妊娠中は、男女雇用機会均等法における母性健康管理の措置により通勤ラッシュの時間帯を避けるための時差通勤や勤務時間の短縮など妊婦でも働きやすい環境に整える制度もたくさんあります。

男女雇用機会均等法で
「つわり休暇」の取得も
認められているんです。
いま働いている職場でもつわり休暇がとれるのかや時短勤務、残業免除といった配慮をしてもらえるのかをしっかりと確認しておくのがおすすめです。
ただ、このように制度は充実していても自分から要望をしないといけなかったりと、周りの目を気にして伝えられず、無理をしてしまいがちです。
でも、仕事や周りの目よりも大切なのはママの体とお腹のなかの赤ちゃんです。
だからこそ、ママと赤ちゃんを守るための法律をしっかりと確認して
- 妊産婦健診のための時間の確保(法第12条)
- 妊娠中又は出産後の症状等に対応するための措置(法第13条)
- 病院で検査して妊娠が判明したこと
- 出産予定日はいつなのか
- 今後は産休・育休をとって復職するのか、退職するつもりなのか
- 現在の体調
- 妊婦健診やつわりで早退・休暇する可能性があること
- 現在の業務内容のなかで免除して欲しいこと
妊娠報告をする上で上司が一番知りたいのが「出産予定日」と「すぐにでも辞めたいのか」それとも「産休育休をとってから復職または退職するつもりなのか」です。
そして、妊娠中も仕事を続けたいというママは、重たいものを持つ作業や外回りなど立ちっぱなし、歩きっぱなしなどといった身体に負担がかかる作業を免除してもらったり、
通勤ラッシュの時間帯を避けるための時差通勤や勤務時間の短縮など労働基準法や妊婦でも働きやすい環境に整える制度もたくさんあります。

男女雇用機会均等法で
「つわり休暇」の取得も
認められているんです。
ただ、このように制度は充実していても、自分から要望をしないといけないので、周りの目を気にして伝えられず、無理をしてしまうママも多いです。
でも、仕事や周りの目よりもママの体と赤ちゃんのことを一番優先して、身体に負担になるような作業は免除してほしいことをしっかりと伝えてくださいね。
- 妊産婦健診のための時間の確保(法第12条)
- 妊娠中又は出産後の症状等に対応するための措置(法第13条)
- 【母性健康管理指導事項連絡カード】医療機関と職場を結ぶ役割
- 【通院休暇】妊婦健診の時間を勤務時間内に確保
- 【通勤ストレスの軽減】交通混雑時のストレスは危険を伴う場合も
- 【働き方の変更】医師から指導があった場合は負担のない働き方
まずは上司に「ご相談したいことがあるのですが、少しお時間をいただけますでしょうか」と直接声をかけて、最初に上司と二人だけで話す時間をもらうのがおすすめです。
もしその場で相談内容を聞かれてしまった場合には、「他の方にはまだ内密にしたいのでできれば別室でお話しがしたいのですが」と伝えると場所を変えてもらえるハズですよ。
言い方のコツとしては、相手が知りたいことを真っ先に伝えること。
- 病院で検査して妊娠が判明したこと
- 出産予定日はいつなのか
- 今後は産休・育休をとって復職するのか、退職するつもりなのか
- 現在の体調
- 妊婦健診やつわりで早退・休暇する可能性があること
- 現在の業務内容のなかで免除して欲しいこと
妊娠報告をする上で上司が一番知りたいのが「出産予定日」と「すぐにでも辞めたいのか」それとも「産休育休をとってから復職または退職するつもりなのか」です。
仕事を辞めるのか続けるのか
職場の上司や会社、同僚にとってあなたが妊娠を機に仕事を辞めるのか続けるのかということが一番気になるポイントです。
産休・育休後復職するつもりなのか、すぐにでも辞めたいのか、今後のことをしっかり旦那さんと相談してから妊娠報告をしましょう。
また会社ではどういった支援を受けることができるのか、時短勤務や残業免除といった配慮はしてもらえるのかといったところまで確認しておくと良いですね。

周りの同僚が、今までどうしていたのかなどを聞いてみてもいいと思いますよ
つわりで職場にバレる前に上司へ妊娠報告する時の例文
では、実際にどのように上司に妊娠報告をすれば良いのか、状況に合わせて例文をいくつかご紹介します。
つわりで職場にバレる前に妊娠報告をするためにも例文を参考にして伝えてみてくださいね。
つわりによる体調不良で通勤緩和などの制度を利用したい場合
お疲れ様です
体調不良でお休みが続いてしまい、大変申し訳ありませんでした。
実はいま妊娠●ヶ月で、電車の揺れで気分が悪くなったり、お腹が圧迫
出産予定日は●月●日になるんですが、しばらくお休みをいただきたいと思っています。
すでにつわりによる体調不良で仕事を休みがちになってしまっていたときには、まずは迷惑をかけてしまったことを謝罪しましょう。
そして、つわりの症状の重さや程度は人それぞれだからこそ、相手にはどれほど辛いのか理解してもらいにくいです。
だからこそ、このように症状を具体的に伝えることで相手にも状況を理解してもらいやすいですよ。
すでにつわりで仕事を休みがちでしばらく休業したい場合
体調不良でお休みが続いてしまい、大変申し訳ありませんでした。
実はいま妊娠●ヶ月で、つわりで吐き気がひどく、トイレにこもりっぱなしの状況が続いていたので、しばらく仕事をお休みさせていただいていました。
出産予定日は●月●日になるんですが、体調が落ち着くまで今後の業務内容やシフトについてご相談させてください。
すでにつわりによる体調不良で仕事を休みがちになってしまっていたときには、まずは迷惑をかけてしまったことを謝罪しましょう。
そして、つわりの症状の重さや程度は人それぞれだからこそ、相手にはどれほど辛いのか理解してもらいにくいです。
だからこそ、このように症状を具体的に伝えることで相手にも状況を理解してもらいやすいですよ。
- 吐き気が酷く、トイレにこもりっぱなし
- 水分も取れない状態
- 立ちくらみがあり、立っていることが難しい
もしつわりで仕事に行くのがつらい状況なら、上司につわり休暇を利用できるのかまたはしばらくお休みをもらえるのか相談してみてくださいね。
妊娠初期は流産のリスクが減る安定期に入ってから妊娠報告をしたいという人がほとんどだと思います。
しかし、私の場合は妊娠が発覚する前からつわりの症状があり、胎嚢が確認できた5週目の時点で妊娠証明書を医師からもらったので師長にだけ報告しました。
個人的には、妊娠検査薬で陽性反応が出た時点で看護師長に報告でいいと思っています。
一般的には心拍が確認された後に妊娠証明書を書く病院が多いようなので、(私も2人目のときは心拍確認後でした)
妊娠証明書が提出できる心拍確認後に報告を考える人が多いと思います。
でも、私が思う妊娠検査薬で陽性反応が出た時点に報告するのがベストだと思う理由としては、
- つわりなど体調不良で休む妊娠移乗やおむつ交換など力仕事でお腹が張ったり、
- 妊娠中の看護業務でリスクを感じたから
1つずつ詳しく説明していきますね。
つわりなど体調不良やお腹の張りで休む可能性がある
妊娠初期から多くの妊婦さんが経験するのがつわりです。
人によってつわりの重さは違いますが、私も吐き気や貧血、めまいなどのつわりの症状で苦しみながらもみんなに迷惑をかけるからと思い、無理をして出勤していたこともありました。
師長に「迷惑!」といわれた話はこちら…(;^ω^)
つわりなどの体調不良やお腹が張ったり違和感を感じた時は仕事を休みたいと思うのは辛い状態なので当然だと思います。
でも、無理して仕事をしていることで切迫流産や早産になり、安静が必要になる可能性もあります。
そんな状態になったとき、妊娠報告を師長に伝えていなかったら、勤務表(シフト)を組み直したり、当日欠勤など予想外のことが起き、職場に負担をかけてしまう可能性があります。
事前に妊娠報告を師長にだけでも伝えておくことで休んだとき、休みが必要になった時に理解してもらいやすいと思います。
そして、妊娠・出産で欠員予定が把握できるので補充や異動を検討することもできます。
妊娠がわかった時点で報告することで休みを理解してもらいやすい環境作ることができ、妊娠中もストレスなく過ごすことができると思います。
妊娠中の看護業務でリスクを感じたから
妊娠の報告は妊娠がわかった時点で師長へ報告していましたが、1人目妊娠中は8か月まで夜勤を続けていました。
まだ師長にしか報告をしていなかったので、もちろん同僚やスタッフたちは知りません。
そんななか日勤ではリーダー業務やデスクワークが中心でしたが、
夜勤では寝たきりの患者さんの体位変換や移乗、オムツ交換などの力仕事があったり、
急変時には心臓マッサージなどの対応、
不穏患者さんやせん妄状態で患者さんが攻撃的になったり、大暴れしていたときお腹を蹴られそうになったこともありました。

妊娠中、看護師の仕事をしているなかで様々なリスクを感じた場面も多かったんです。
危険なときは妊娠中だけでなくてもナースコールで助けを呼ぶことはできますが、
妊娠初期にお腹を蹴られそうになったことで赤ちゃんへの影響を強く感じました。
流産のリスクが減る安定期に入ってから伝えたいという気持ちもわかりますが、
妊娠中も看護師の仕事を続けていると私のようにリスクを感じる場面に遭遇するかもしれません。
そのときになって、師長だけでなく、同僚やスタッフへの職場報告も安定期まで待たずにしようと思ったんです。
看護師の妊娠報告を同僚やスタッフなど職場には何週目にした?
看護師長への報告は妊娠5週目にしましたが、同僚やスタッフなど職場への報告は夜勤で身の危険を感じたときにしようと思い、看護師長にそのことを伝えました。

同僚やスタッフなど職場への妊娠報告をしたいと思っていますが、お時間頂けますか?
と伝えたところ、看護師長から病棟会言うことを提案され、妊娠8週頃に病棟会で同僚やスタッフなど職場への報告をしました。
同僚やスタッフなど職場への報告をしたことで、全員に妊娠していることを知ってもらったことで、危険なときには

危ないから近づいたらダメ!
応援を頼んで!
と声をかけてもらったり、体位変換やオムツ交換を手伝ってもらったりと助けられたことも多かったんです。
もちろん好意を当たり前と感じるのではなくて感謝を伝えたり、お腹の赤ちゃんへ負担にならないことを手伝ったりすることで迷惑がられるという心配もないと思います。

感謝を伝えるというのがポイント!
そして妊娠中、たくさんの人に助けてもらった分、職場が変わったとしても同僚やスタッフが妊娠した時には同じように助けてあげたりと働きやすい職場にしたいですよね!
妊娠の報告をするとき嫌がられない、好印象に報告するコツについても紹介しますね!
看護師が妊娠報告を師長や同僚、スタッフになんて言う?例文も!
病院や病棟が忙しい状況のなか、看護師長や同僚、スタッフへ妊娠報告をなんて言うか難しいですよね。

怒られたらどうしよう…。
迷惑に思われるかな?
とためらってしまいます。
日本労働組合総連合会の調査結果でもこのような結果がありました。
過去5年以内に在職時に妊娠の経験がある女性を対象に「職場への妊娠報告をためらうことなくできたか?」に34.5%の人が「ためらいがあった」と回答
でも、 看護師長や同僚、スタッフへ妊娠報告をなんて言うべきかを自分都合で伝えるのではなく、「看護師長のこと、病棟のことも理解しています…」という気持ちを込めれば迷惑がられる
ためらいなく、自分の気持ちや伝えたいことが報告できるように例文も合わせて紹介しますね。
看護師長へ妊娠報告の伝え方(例文)
看護師長、すみません、少しお時間いただいてもいいでしょうか?
実は最近体調があまりすぐれなくて検査をしたところ妊娠反応が出ました。
病棟が忙しい状態だということは理解していますが体調が悪くなってお休みをいただいたり、シフトを調整していただくなどご迷惑をおかけすることが出てくるかもしれないので早めに師長にだけ報告させてもらいました。
まだ病院には行けていないのですが、 ●日には病院へ行く予定です。
妊娠診断書が出たら出産予定日など合わせて再度報告します。
ご迷惑をおかけしてしまうこともあると思いますが、仕事は頑張っていくつもりなのでよろしくお願いします。

- 病棟が忙しい状態だと理解していること
- 妊娠がわかった時点で報告しているため看護師長がシフトを組む負担をなるべく減らす
- 病院へ行く日を伝えているため、今後の動向がわかり看護部長への報告もしやすい
というポイントを踏まえて報告をすると嫌がられることなく、好印象に伝えられるかと思います。
そして、職場報告、病棟で報告したときの例文も紹介します。
同僚やスタッフなど職場への報告(例文)
お時間いただき、ありがとうございます。
実は妊娠しており、現在〇か月です。
病棟が忙しいなかで申し訳ないんですが、つわりなどで体調が悪くなったりとご迷惑をおかけすることがあるかもしれません。
●月〇日までと産休に入るまでご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、今後もよろしくお願いします。
私も2人目を妊娠したとき、実際に伝えましたが
「わかりました、また予定日がわかったら教えてね。よかったね」と喜んでもらえましたよ♪
是非例文を参考に自分が伝えたいことをしっかりと伝えて下さいね。

看護師の妊娠報告はいつ言うのがベストタイミングのまとめ
勤務経験が浅ければ浅い分だけ妊娠の報告はしにくいですよね。
でも、看護師という仕事は力仕事や感染、抗がん剤の曝露など様々なリスクもあります。
そのため、妊娠報告は妊娠検査薬で陽性反応が出たタイミングなど早めにしたほうがいいと思います。
看護師長もシフトを組んだり、同僚たちへの負担がかからないように相手のことや
あなた自身と赤ちゃんを守るためにも勇気を出して伝えてみて下さい。
このブログの例文が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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