看護師がパートに切り替えるときに悩むのが扶養内で働くのか、扶養外で働くのかですよね…。
私もずっと常勤で働いてきたので子供が生まれるまで扶養について知りませんでした。

看護師が扶養内はもったいないってなんでいわれているの?
今後のことを考えたら扶養外のほうがいいの?
と疑問に思い、扶養内と扶養外とどういう働き方が損しなのかを徹底的に調べてみたら
扶養内で働くときに注意するのは130万円の壁だけじゃなかったんです!
この記事では、看護師が扶養内でもったいないといわれている理由や損しない働き方の具体例についても紹介していきます。
扶養内で働くのか扶養外で働くのかの参考になってくれたら嬉しいです。
看護師が扶養内はもったいない?!
看護師が扶養内で働こうと思うと、「看護師が扶養内はもったいない」ってよく聞きますが、
結論から言うと、看護師が扶養内で働くことは全くもったいなくありません!
だって、看護師が扶養内で働けば旦那さんの所得税が下がり、税金や社会保険料を払わないように制限すれば給料がそのまま家計への足しになるというメリットがあるですよ!
そして、旦那さんの勤務先が扶養手当を支給してくれるなら、さらに扶養内で働く方がお得です!
だから、看護師が扶養内で働くことは全くもったいなくないんです。
看護師が扶養内で働くことがもったいないといわれている理由は、おそらくこのような理由からかなと思います。
- 国家資格を持っているのに
- 大学卒業後の22歳から一般的に定年を迎える59歳まで働いたときの看護師の生涯年収が1億8573万6900円といわれているのに
- 将来の年金額を想定して
看護師の生涯年収が高いといっても女性が多い職業なので結婚や妊娠、出産などライフステージによって続けるのは難しいですよね…。
ただ、このような額をみると、将来のことを見据えて扶養外のほうがいいのかも…と迷いも出てくると思います。
実は、私もそのうちの1人でした。
将来のことや金銭的なことを考えると、扶養外で働いたほうがボーナスなどがあったり、安定した収入があります。
でも、私も2歳と3歳の子供がいるので子供に寂しい思いまでさせて扶養外で働くなんてどうなんだう。
小さいうちはあっという間に過ぎていってしまうからこそ、
ずっと一緒にいられる時間は少ないからこそ扶養内で働くべきなのかとっても迷いました。
でも、NHKの番組「すくすく子育て」を観て、いままで悩んでいたことがすーっと軽くなったんです。
子
子供の「初めて」は
子供のそばにいたいけど子供がやりたいことをお金がないという理由で制限をかけたくないと扶養外でがむしゃらに働いている看護師ママもいますよね。
扶養内で働く方がいいのか、扶養外で働いたほうが良いのか2歳と3歳の子供がいますが、本当は子供のそばにいてあげたいけどお金という理由で制限をかけたくないと思い、今は扶養外で働いています。
子供の成長はあっという間だからそばにいたいという自分の気持ちや甘えたい時期の子供のことを考えて扶養内で働くことを選択するの看護師ママもいます。
どちらも子供のためを思って考えているママの愛はそれだけで十分大きいですよね!

扶養外で働いていますが、量よりも質と思って子供との時間を大切にするために家事の時短をしています。
子供との時間を大切にするための家事時短術についてはこちらの記事で紹介しています。
もし子供が寂しい思いや嫌な気持ちをしているときには扶養内にしたりと子供に合わせて、ライフステージなどに合わせて働き方を選べるのが看護師の仕事の一番のメリットです!
どちらを選んだとしても後悔しないようにあなたが優先したいことから逆算して扶養内で働くのか、扶養外で働くのかを決めていくのが一番だと思います(*’ω’*)

でも、扶養内で働くならどうしたら損しない働き方できるの?

扶養内とはいってもこのように税金の壁はこんなにたくさんあるんだよ!
例えば旦那さんの年収が300~900万円の範囲内の場合、
- 100万円の壁
- 103万円の壁
- 106万円の壁
- 130万円の壁
- 150万円の壁
- 201万円の壁
とこんなにも…。
看護師が扶養内で働くとき損しない働き方についても紹介しますね!
看護師が扶養内で働くときに損しない働き方は?
金銭面で看護師が扶養内で損しない働き方をするなら年収100万円以内または130万円以内に抑えて働くのがおすすめです。
看護師が扶養内で働くことは看護師ママにとって子育てや家事との両立がしやすいというが一番のメリットですよね!
ただ、一般的なパートと比べると看護師は時給が高いので扶養範囲内で働こうとすると勤務時間や日数がかなり制限されてしまいます。
そのため、ほとんど働けなかったり、残業代などで収入が増え、扶養から外れてしまったということがあるので細かく給料をチェックする必要があるというデメリットがあるんです。
看護師の場合、パートだからといって時間通りに帰れないことも多いので、実際

残業代を細かく計算してなくて損しちゃった!
という職場の同僚もいました…。
毎月、給料明細をチェックして超えそうなら早めに勤務時間の調整をしてもらうことに注意してくださいね!
それぞれの年収の壁についてや扶養範囲内でどのように働けば損しない働き方なのか例を出して紹介していきますね!
看護師が扶養内で働くなら100万円以内に抑えるのが一番損しない
もし看護師が扶養内で働きたいなら100万円以内に抑えて働くのが一番損をしない働き方だと思います!
100万円を超えると住民税が発生するので年間数千円~1万円ほどかかります。
なので、年収を100万円以下に抑えれば、税金が発生することなく給料がすべて家計への足しになるんです!

配偶者控除が受けられるので旦那さんにかかる所得税も安くなり、扶養手当があれば扶養手当も貰えるんですよ!
旦那の会社では扶養手当の支給はないようですが、貰える会社によっては10,000円も貰えるところがあるみたいです!
99万円の年収と1万円の扶養手当がもらえたらそのまま家計の足しになるなんて大きいですよね♪
ただ、最近では家族手当や扶養手当をなくしたり、減らしている会社もあるみたいなので旦那さんの会社が支給してくれるのか一度確認してみてもいいかもしれないです。
例え、家族手当や扶養手当がなくても100万円以内に抑えればそのまま収入になるなんて嬉しいですよね(^^♪
看護師が扶養内で100万円以内に抑えた働き方をするには、時給平均額の1500円での例を出すと
<パート・アルバイトの時給平均の1500円で計算>
1日6時間、月に9日(週2.5日)出勤すれば年収97.2万円
1500円×6時間=9,000円(日給)
9,000円×9日=81,000円(月給)
残業代が発生したとしても、この金額なら調整ができそうだし、子供との時間を大切にできますよね!

交通費や通勤手当などは15万円までは非課税なので、給料だけ100万円を超えないように注意すれば住民税はかからないですよ!
しかし、求人数はかなり限られてしまい、なかなか見つからないというデメリットもあると思います。
そんなときは単発バイトや派遣で探すのがおすすめです!
単発バイトや派遣なら人間関係に悩まなくてもいいというメリットや子供の夏休みなど連休期間中は働かないということもできるメリットもありますよ(*’ω’*)
看護師の単発バイトや派遣の求人に強いサイトがこちらです。
1つのサイトよりも複数登録をしたほうがトラブル回避や自分に合った求人が見つかりやすいですよ。
看護師転職サイトを複数登録するメリットについてはこちらの記事で紹介しています。
ただ注意点としては、住民税は各地域や自治体によっては100万円ではなく、93万円だったり、96万円ということもあること!

住民税については地区のHPで確認するのも1つですが、
役所に聞けば教えてくれるのでわからないことは聞くのが一番ですよ!
住民税は年間数千円~1万円なので気にしないという人も多いですが、課税額(所得)が増えればもちろん住民税も増えていくことだけ理解しておいてくださいね。
次に紹介するのは、103万円の壁と130万円の壁についてなんですが、実は103万円よりも130万円以内に抑えて働く方が賢い働き方になる可能性があるんです!
詳しく紹介していきますね!
看護師が扶養内で働くなら103万円と130万円なら130万のほうが賢い働き方
住民税は数千円~1万円だからもう少し収入をアップさせて働きたいという人は103万円の壁と130万円の壁について知っておくと賢い働き方ができますよ!
103万円の壁と130万円の壁について簡単に説明すると…
- 103万円の壁は所得税の支払いが発生するライン
- 130万円の壁は扶養から外れ、社会保険料の支払いが発生し、交通費や通勤手当が非課税対象外になるライン
103万を超えると発生する所得税はこのように計算されます。
所得税について
1年間の給与所得-所得控除(基礎控除や医療費控除など)=課税所得金額
課税所得金額×税率-税額控除額(住宅ローンなど)=実際に収める所得税
なので、130万円に抑えたとしてもかかる所得税は16,000円程
そのため、103万円に抑えて働く場合と130万円に抑えて働く場合で比較すると、
- 103万円-住民税(仮に1万円として)=102万円
- 130万円-住民税(仮に1万円として)-所得税=127万4000円
住民税と所得税が引かれたとしてもダメージはそれほど大きくないので、世帯年収が約25万円ほど上がる130万円に抑えて働くほうが賢い働き方かなと思います。
ただ、130万円以内で働くことは年収が上がる分、子育てや家事との両立でママへの負担が増えてしまうので家族で協力し合うことも大切ですよ!
我が家は両親が遠方で頼れる人がいないので夫婦で協力し合って、旦那が休みの日は料理をしてもらっています(笑)
自炊ができなかった旦那でもご飯の支度ができるようになった方法についてはこちらの記事で紹介しています。
看護師が扶養内で103万円以内、130万円以内に抑えた働き方をするには、時給平均額の1500円で例を出すと
<103万円に抑えた働き方>
<パート・アルバイトの時給平均の1500円で計算>
1日5時間、月に11日(週2.7日)出勤で年収99万円
1500円×5時間=7,500円(日給)
7500円×11日=82,500円(月収)
<130万円に抑えた働き方>
<パート・アルバイトの時給平均の1500円で計算>
1日4時間、月に17日(週4.2日)出勤で年収122.4万円
1500円×4時間=6,000円(日給)
6000円×17日=102,000(月収)
しかし、注意するのは130万円の壁だけじゃないんです。
損しないために詳しく説明していきますね!
看護師が扶養内で働くとき注意するのは130万円だけじゃない!
看護師が扶養内で働くとき130万円の壁に注意とよく耳にしますが、130万円だけじゃなく106万円の壁にも注意が必要なんです!
看護師が扶養内で働きたいなら106万円の壁の条件に注意!
130万円を超えると社会保険料が発生すると紹介したんですが、すべての条件を満たした勤務先だった場合、106万円から社会保険料を支払う必要があるんです!
社会保険料とは、健康保険と年金のことで以下の5つの条件をすべて満たした場合、雇用者を守るために社会保険への加入が必須になります。
- 正社員が501人以上
- 週の所定労働時間が20時間以上であること
- 雇用期間が1年以上見込まれること
- 賃金の月額が8.8万円以上であること
- 学生でないこと
社会保険料が発生するということは、旦那さんの扶養から外れてしまうんです!
5つの条件を満たしてしまうと住民税と所得税に加え、社会保険料が給料から天引きされるので手取り額が大幅に少なくなり、働き損になってしまうんです…。
働き損にならない方法については後ほど説明しますね!
だからこそ、就職する前に106万円の壁の条件を満たした勤務先じゃないかをしっかりと確認してくださいね!

そっか、5つの条件を満たしていなければ130万円の壁にだけ注意すればいいんだ!
特にいま働いている勤務先でフルタイムからパートに切り替える時は注意です!
いまフルタイムで働いているところでパートに切り替えたいと悩んでいる人や扶養内で働ける求人を探したいときに条件に合った求人を自分で探したり、調べるのはめんどくさいですよね…。
そんなときは、看護師転職サイトを使うと便利でしたよ!
看護師転職サイトならならこのようなサポートが受けられるんです。
- 自分で探したり、調べたりする手間が省ける
- 職場の人間関係など内部情報を知ることができる
- 履歴書の添削や面接サポートをしてもらえる
- 入職した後のアフターフォローもしてくれる
私は看護のお仕事に一番お世話になりましたが、アドバイザーが親身になって相談に乗ってくれたり、条件に合った求人を熱心に探してくれたので1か月もかからずに就職先が見つかりました!
130万円の壁を超えると扶養から外れてしまう
看護師が扶養内で働きたいときによく耳にするのが130万円の壁ですよね。
130万円を超えた場合には条件を満たしているかは関係なく、年収が判断基準になるので旦那さんの扶養から外れてしまいます。
そして、130万円を超えると交通費や通勤代も課税対象になるので注意してくださいね!
もし、超えそうなときには交通費や通勤手当について調べて予測を立てながら、シフトを調整するようにしてくださいね!
先ほど紹介したこの働き方の例なら直近3か月の平均金額を抑えられますよ♪
チェック
<パート・アルバイトの時給平均の1500円で計算>
1日4時間、月に17日(週4.2日)出勤で年収122.4万円
1500円×4時間=6,000円(日給)
6000円×17日=102,000(月収)
看護師が扶養内で働くときにもったいない(働き損)を防ぐために
看護師が扶養内で働くときにもったいないことを防ぐための注意点についていくつか紹介しますね!
年収106万円を超える時には125万円以上を目指す
看護師が扶養内でもったいないを防いでいても、5つの条件を満たした勤務先で年収106万円を超えてしまったときは125万円以上を目指して働くことで働き損を防ぐことができます。
106万円を超えてしまうと社会保険料が引かれてしまうので手取り額が90万円と、約16万円も損をしてしまいますが、
125万円以上の年収を目指すと、社会保険料を差し引いた年収と手取り額がようやく同じになるんです!
こちらのサイトがわかりやすく表でまとまっていました!
106万円を超えないように働いたほうが社会保険料を払わなくていいので、抑えるのが一番ですがもし超えてしまったときには125万円を目指して働き損にならないように調整することがおすすめです!
106万円を超えてしまったときには扶養から外れてしまうので、シフトを増やしたり、残業代についてはもう気にせず働き損にならないようにすることにだけ意識してくださいね!
年収130万円を超えた時は153万円以上を目指す
看護師が扶養内でもったいないを防いでいても、年収が130万円を超えてしまったというときには153万円以上を目指して働くことで働き損を防ぐことができます。
130万円を超えてしまうと社会保険料が引かれ、手取り額のほうが少なくなりますが
153万円以上の年収を目指すと、手取り額のほうが多くなります!
こちらのサイトがわかりやすく表でまとまっていました!
130万円を超えないように働くことが一番ですが、もし超えてしまったときには153万円を目指して働き損にならないようにシフトを調整する必要があります。
ただ、働き損を防ぐためには153万円以上が必要ですが、150万円以上を稼ぐことで配偶者特別控除額(満額38万円)が減り、201万円を超えると控除が受けられなくなるんです。
例えば、201万円以上を稼いだ場合、旦那さんの所得税率が10%、住民税率10%だとすると、配偶者特別控除38万円で計算すると…
- 38万円×20%=7.6万円/年
年間で7.6万円旦那さんへの税金負担が増えるということになります。
でも、年間7.6万円の税金負担なので、稼ぐ額が大きくなれば損はしないので シフトを増やしたり、残業代についてもう気にしないで働くのがおすすめです。
毎年このようにシフトを調整したり悩みたくないという人は単発バイトや派遣もしくは最初から扶養外で正社員として働くという選択肢もあると思います。
「子供との時間を増やすことを優先したつもりが給料明細とにらめっこしたり、交通費を考えて計算したりとイライラしてしまっている」
のであれば正社員になればそんなストレスから解放されますよね。
正社員ならボーナスなど福利厚生もあり、将来の年金額を増やすこともできます。
子供がいても働きやすい職場を探してくれたり、子供を優先した働き方ができる職場がもしかしたら見つかる可能性だってあります。
私も子供を優先した働き方ができる職場を見つけることができたのであなたもきっと見つかると思います!
看護師が扶養内で働いても産休や育休がとれる!
看護師が扶養内で働いても産休や育休をとることができるんです!
期間 | 取得方法 | |
産前休暇 | 出産予定日の6週間前から | 請求すればもらえる |
育児休暇 | 出産の翌日から8週間 | 要件を満たしていれば請求したらもらえる |
育休の条件としては、
- 同一の事業主に引き続き1年以上雇用されていること
- 子どもが1歳の誕生日以降も雇用されることが見込まれていること

単発バイトは育休を貰うことはできません…。
看護師が扶養内はもったいない?注意するのは130万円だけじゃない!
看護師が扶養内はもったいない?扶養内で働きたいときに注意するのは130万円だけじゃないについて紹介しました。
看護師が扶養内で働くことはもったいなくありません!
もしあなたが扶養内で働きたいと思っているなら単発バイトや派遣で働いたほうが調整がしやすいと思います。
看護師の単発バイトや派遣の求人に強いサイト
子育てと家事と頑張っている看護師ママさんたちの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!